トレッキング最終日
Bamboo→Syabru Bensi
天候:晴れ
ストーブの薪が爆ぜる音。少しずつ明るくなる室内。湯気の立つミルクティー。時折、顔を洗う仔猫。
文明の音がほとんどのしない山奥で迎える朝も今日が最後。旅が終わる時のように少しホッとした気分で山を下る。
昨日頑張ってバンブーまで下りてきたこともあり最終日の行程は5キロ。順調に行けば2時間ぐらいの短い道のりだけど、早くシャブルベジに着きたいので8時前に出発します。
ランドスライドを過ぎた先で道は枝分かれ。日程に余裕のある人はシャブルベジを通らずともゴサインクンドまで足を延ばすことが可能だ。
急な下りは数えるほどの最終日。車が走れるように拡張されたドミンまで来ると、ゴールという意識も強まる。そしてバンブーから2時間。あっという間にオールドシャブルベジに到着。無事、帰って来ることができました!
本日の歩行距離、Bamboo→Syabru Bensi 5キロ 標高差:1970メートル→1460メートル。
ビールやお昼寝、LINEで連絡といった贅沢な時間を過ごしていたら、はや夕方。
下山後一発目の夕ご飯はこの旅初めてのカレー。「辛くしないで」とお願いしたこともあって、メッチャ自分好みに作ってくれた。
宿の入口でおこぼれを待つワンちゃん。澄んだ目でアイコンタクトを送り続けるという強力な武器を持っていたので食いっぱぐれることはなさそう。
翌朝、朝一番のバスでシャブルベジを出発。運転席の横は特等席。荷物棚がないので天井が高く、でこぼこ道でも頭をぶつける心配がないのだ。
トリスリバザールの食堂が大混雑していたので、昼休憩は少し進んだ場所になりました。
安定安心のダルバード。ほとんどの人が注文するので回転が早く、食あたりの心配も少ない。
カトマンドゥのバラジューチョークでタクシーに乗り換えてタメルに到着。
一泊するだけだし宿探しも面倒…。そんな気持ちに支配され、知っているスタッフが居なくなってしまった『ホーリーランド』に泊まる。一泊1500ルピー。Wi-Fiは高速だけどシャワーからお湯が出る確率はランダムで運次第。
タメルに戻ってきたらやっぱり日本食ですよね!
翌日には帰路に着くけれど、タメルの新しい和食屋『和み』にやってきた。このお店は同じタメルにある『ふる里』で働いていたスタッフがオープンした店らしい。確かに内装も似ている…。
和みは豆腐とぜんざいがサービスで付いてくる高コスパの店だった。ナス味噌炒め定食もほぼ日本の味。お店の場所は日本人宿のトレッカーズホームから徒歩2分。
食事情も高く、夜間でも不安なく歩ける治安の良さ。かなり物価は高くなったとはいえ、まだまだ物価の安いネパールは長期滞在をしたくなる国。
今日は帰るのみ。飛行機は15時過ぎなので、ゆっくりと準備します。
ネパールに来たら必ず立ち寄る『ちくさ茶房』でホットサンドを食べて、その後タメルをブラブラ。スーパーでお土産を購入したほか、少し風邪っぽいので薬局で風邪薬も入手。
VNY2020とは『Visit Nepal 2020』の略称。ほとんど知られていませんが、2020年は国を挙げてネパールに観光客を呼び込もうというネパール観光年なのです。
お昼頃、流しのタクシーを捕まえて空港に向かう。 ベテランドライバーのお爺ちゃんは、観光客の足元を見ることなく500ルピーで行ってくれた。
そして旅の最後にビッグサプライズ。澄み渡る空の向こうにひときわ高いおむすび型の山。カトマンドゥを離陸した飛行機からエベレストがはっきりと見えたのだ。
★旅メモ★
・カトマンドゥからバンコクやクアラルンプール行きの飛行機に乗った場合、左側の座席番号A列がヒマラヤ山脈を見る絶好のポジション。天気が良ければ離陸後しばらくはランタンヒマールが見え、20分ぐらいするとエベレスト山群が見えてくる。
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